ファシリテーター紹介 ■ファシリテーター理念 ■ファシリテーター紹介
■ファシリテーター理念
参加型という手法やファシリテーター[*3]という役割は、今や教育現場にとどまらず、まちづくりや組織運営などで注目され活用されています。NIEDはその中で、次の考えを大切にして提供しています。
【NIEDのファシリテーターが大切にしていること】
① 対等で安心感のある場をつくります
・人は、楽しく自由で信頼に満ちた場でこそ最も多くのことを学ぶことができます。
・人の価値観は多様であり、多様であるからこそ違いから学びあうことができます。
・私たちは、属性や価値観の違いによって否定排除されることのない、肯定的な学びあいの場を作ります。
② 一人ひとりの力を信じ、力を引き出します
・人にはそれぞれ、その人にしかない持ち味と力があります。
・自分の持ち味と力に気づき、それを発揮できるようにすることが教育の使命であると考えます。
・私たちは、参加型の学びを通して、人がよりよく学び、よりよく変わることに寄り添います。
③「わかる」から「できる」までをつなげます
・わかっているだけ、傍観しているだけでは、望む未来を手に入れることはできません。
・物事を自分とのつながりにおいて理解することを通して、「他人事」を「私事」につなぐことができます。
・私たちは、知識、気づき、スキルトレーニングの場を提供することで、人の行動変容を支えます。
④ あらゆる場で参加の文化をひろめます
・今ある課題を解決しながら、ともによりよい未来を築くためには、一人ひとりの主体的な参加が不可欠です。
・参加の力、関わる力は、参加することでしか身につけることができません。
・私たちは、参加の場と方法を提供することで、参加のスキル(関わる力)を育み、参加の文化を広げます。
*3
『ファシリテーター』とは?
「促進する人」という意味を持つ、会議・講座・ワークショップの進行役。NIEDのファシリテーターは、ねらいとねがいを持ち、参加者がよりよく学びあうよう、流れのあるプログラムをもって参加型の場と方法を提供します。
■ファシリテーター紹介
NIEDでは、プログラムの内容と地域に応じて、適切なファシリテーターを派遣しています。
【NIEDに在籍するファシリテーター数】
- プロセスファシリテーター[*4]の実績があるメンバー … 5名
- ワークショップファシリテーター[*5]の実績があるメンバー … 21名
(うち、指導者を対象とする研修 … 11名)
(うち、一般・子どもを対象とする講座 … 21名)
*4
『プロセスファシリテーター』とは?
さまざまなセクターの対等な参加による社会的合意形成および行動をすすめることができるファシリテーター。まちづくり、コミュニティの課題解決、行動計画づくりなどのワークショップを進行し、ビジョン、コミュニティ意識をもって、プロセス思考で社会形成をすすめるファシリテーターを指します。
*5
『ワークショップファシリテーター』とは?
アクティビティ、プログラムとは何かを理解し、共通理解を持ちたい概念を選んでプログラムを構成し、進行します。プログラムとは、2〜3時間単位のまとまりのある時間の流れで展開する教育・学習内容であり、参加型アクティビティで構成されます。また、「築きのための手法」と呼ばれる、ものの見方・考え方の方法論を使って、共通の課題に迫るワークショップを進行することができるファシリテーターを指します。
※上記の解説は「ERIC用語集」を引用しつつ、NIEDファシリテーターのスキル範囲を2区分に再構成したものです。